バンコクでコンドミニアムを借りる際、多くの物件がプールやフィットネス付き物件になります。ところが、オーナーの管理費未払いが原因で、入居者がそれらの共用施設を使えなくなるかもしれないというケースが発生しました。今回は、すずき不動産で実際に起こった事例をご紹介します。

当社スタッフとお客様がご希望された物件の内見中、フィットネスエリアを見学していると、偶然居合わせた感じの良いタイ人女性に声をかけられました。

彼女は「自分もこのコンドミニアムに部屋を持っている」と話し、ぜひその部屋も見てほしいと提案され、当社スタッフとお客様で内見を行いました。オーナーであるその女性は、近々海外へ移住する予定があるため、自分の部屋を貸したいとのこと。お客様はすぐの入居ではなく、約5か月後の12月を希望されていましたが、オーナーのご厚意で2か月分の予約金をお支払いいただくことで契約が成立しました。

12月に入居してから約2か月後、コンドミニアムの管理会社から突然の連絡が入りました。「オーナーが長期間、管理費を支払っていないため、プールやフィットネスなどの共用施設の利用が停止になります」さらに「部屋の不具合が起きても、管理会社としては対応できない」との通知が届いたのです。当社が確認したところ、オーナーはなんと3年間も管理費を滞納しており、その総額は約8万バーツにのぼることが発覚しました。

すぐにオーナーへ確認したものの、「今は支払うお金がない」との返答。このままではお客様の生活に支障が出てしまうため、当社は管理会社と交渉を行いました。その結果、オーナーが滞納していた管理費の内2年間分の管理費、保険料、遅延罰金、水道代などを合計60,396.78バーツを支払えば、共用施設の利用を再開できるとの合意を得ました。お客様の快適な生活を守るため、当社はこれらの費用を立て替えて支払い、無事にプールやフィットネスが利用できる環境を維持することができました

そのうえで、オーナーと新たに契約書を交わし、入居後の家賃を当社経由で受け取り、立て替えた管理費分を返済に充てるという形で合意に至りました。

当社がオーナーの代わりに支払った管理費や罰金、水道代など、そして初回契約時の仲介手数料を含めた立て替え総額は以下の通りです。

項目 内容 金額(バーツ)
保険料および滞納分 + 罰金(2021〜2022年度分) 59,736.78
水道代 160
遅延支払い手数料 500
小計 60,396.78
初回契約時の仲介手数料 18,000
合計 78,396.78

このようなケースは、当社でも10年以上の運営の中で初めての事例でした。実際、コンドミニアムの「管理費支払い状況」はオーナーの個人情報にあたるため、仲介会社では事前に確認することができません。つまり、入居前には見抜けないトラブルの一つです。しかし今回、当社が交渉・対応を行ったことで、お客様は生活に支障なく滞在を続けることができました

バンコクのコンドミニアムでは、オーナー個人が管理費を支払う仕組みのため、入居者にとって思わぬトラブルが発生することもあります。特に、「プールやフィットネスが使えない」「管理会社のサポートが受けられない」という問題は、生活に大きく影響します。すずき不動産では、万が一トラブルが起きた際にも、入居者様が安心してお過ごしいただけるよう、誠実に対応いたします。これからバンコクでお部屋探しをされる方は、ぜひ信頼できる不動産会社を通じて契約することをおすすめします。