バンコクのコンドミニアムでは、定期的に貯水槽の清掃が行われますが、その作業後に思わぬトラブルが発生することがあります。今回ご紹介するのは、貯水槽清掃後に室内で使用する水が茶色く濁ったことから発展した事例です。
本物件では貯水槽の清掃が行われた後、室内の蛇口から出る水が黄色から茶色に濁る状態となりました。実際に浴槽へ水を溜めると明らかに変色しており、生活用水として使用することに不安を感じた入居者は、部屋での生活は難しいと判断してホテルに滞在することになりました。
洗面器と浴槽にたまる茶色の水
オーナーがコンドミニアムの管理会社へ状況を確認したところ、清掃直後の1日目には確かに濁りが確認できたものの、2日目に管理会社のスタッフが再度確認した際には水は透明で問題はないとの報告がありました。その報告とともに、ペットボトルに入れた透き通った水の写真も共有されました。
2日目の透明な水
しかし入居者は、実際に浴槽へ水を張ると依然として濁りがあると主張し、その後もホテルでの滞在を継続しました。結果として3日間宿泊し、その合計6,000バーツの宿泊費をオーナーへ請求するという流れになりました。
一方で、宿泊費の正式な領収書は提示されておらず、さらに2日目以降は管理会社から水質に問題はないとの報告が出ていたこともあり、オーナーとしては全額を負担することは難しいという考えでした。こうして双方の主張は平行線をたどり、入居者は家賃の支払いを拒否するという行動に出ます。それに対しオーナーは、家賃が支払われない場合は強制退去とする意向を示しました。強制退去となればデポジットが返還されない可能性もあり、問題はさらに深刻化しかねない状況でした。
このままでは双方にとって大きな損失となるため、当社が仲介会社として間に入り調整を行いました。建物側の問題である可能性が高い一方で、常にオーナーがすべての費用を負担できるとは限らないという事情も踏まえ、双方の意見を整理した結果、当社が6,000バーツを入居者へ負担し、その後入居者から家賃を支払ってもらう形で解決に至りました。結果として大きな対立に発展することなく、円満に収束させることができました。
今回の事例は、入居者にとっては生活用水が安心して使えないという不便があり、オーナーにとっては建物全体に起因する問題を個別に負担する難しさがあるという、双方に一定の事情があるケースでした。こうしたトラブルでは、感情的な対立に発展する前に第三者が冷静に調整することが重要です。
当社では、このようなケースだけでなく、オーナーが理不尽なデポジット返金拒否が発生した場合でも入居者に金銭的な負担を強いることはありません。必要に応じて当社が立て替えを行い、不当な請求が及ばないよう対応しています。また、入居中に通常使用の範囲内で家電が突然故障した場合や、入居時に渡された古いキーカードが使えなくなった場合など、本来はオーナーが負担すべき修理や交換費用についても、当社が間に入り調整を行っています。
バンコクの賃貸では、水道トラブルや設備不具合、デポジット問題など予期せぬ出来事が起こることがあります。そのような場面でも、仲介会社の対応次第で結果は大きく変わります。バンコクで安心して物件を探したい方は、ぜひすずき不動産へご相談ください。入居中から退去時まで責任を持ってサポートいたします。










