この物件はなかなか空きの出ない人気物件で、オーナーは西洋人の方でした。当初は当社が仲介した1人目の入居者が居住していました。近々退去予定であったため、次に入居を希望する方が予約金を支払い、入居待ちの状態となっていました。しかし、1人目の退去時にオーナーから「まな板や食器にダメージが有るためデポジットから差し引く」といった細かな主張がありました。この時点で、次の入居者にも同様のトラブルが起きる可能性があると判断し、当社から入居予定者へ「既にオーナーへ支払った予約金2万バーツは当社で負担するので、別の部屋へ変更した方が良い」とご提案しました。また仮にこの部屋へ入居した場合、退去時に問題が起きても当社では責任を負えない可能性があることも事前に説明しています。

それでもこの物件は空きが出にくい人気物件であったため、入居予定者は「この部屋が良い」と判断され、他の物件へは移動しない選択をされました。この時点では、必ずトラブルが起きると断言できる状況ではありませんでしたが、残念ながらその懸念は現実のものとなってしまいました。

2人目の入居者の退去時、オーナーは「部屋にダメージがある」として、10万バーツのデポジットを全額返金できないと主張しました。その結果、入居者の元にはデポジットが一切戻らない状況となりました。さらに本来は日割りで支払うべき退去月の家賃について、入居者が誤って1か月分を全額オーナーへ支払ってしまいましたが、こちらについても返金は行われませんでした。当社では入居前にリスク説明を行っていましたが、実際に当社が仲介を行った事実を重く受け止め、デポジット10万バーツは当社が入居者へ全額返金、また日割りで返却されるべきだった家賃も当社から入居者へ返金いたしました。

当社から入居者へ返金したデポジット

当社から入居者へ返金した日割りの家賃

このような経験から当社では外国人(タイ人以外)のオーナー物件について、海外在住などで連絡が取れなくなるケースが多いことを踏まえ、原則として賃貸で取り扱わない方針を取っています。また過去の対応履歴やトラブル内容はすべて社内データベースで管理しており、本件のオーナーも「NGオーナー」として登録し、今後二度とお客様へ紹介することはありません。

当社では、デポジットの理不尽な返金拒否が発生した場合、入居者に負担をかけないよう、当社が全額返金する体制を整えています。さらに、入居中に発生する家電故障やキーカード不具合など、本来オーナーが負担すべき費用を請求された場合でも、当社が代わりに対応し、入居者に金銭的負担が生じないようサポートしています

すずき不動産では、こうした実例を隠すことなく公開し、バンコクで賃貸物件を探される方の判断材料として役立てていただきたいと考えています。賃貸に関するトラブルがあった場合でも、責任を持ってサポートいたしますので、安心してご相談ください