今回ご紹介するのは、退去時にダメージが一切ないと確認されたにもかかわらず、98,400バーツという高額なデポジットが返金されなかった事例です。入居者は契約期間満了に伴い3月に物件を退去しました。退去当日は、オーナー・入居者・当社の三者が立ち会い、一般的な退去チェックリストに沿って室内を細かく確認しています。壁や床、天井に傷や汚れがないか、ドアや窓が正常に開閉できるか、エアコンや冷蔵庫などの電化製品が問題なく作動するか、水回りの漏れや不具合がないかなど、一つひとつ丁寧にチェックを行いました。

キッチンやバスルームの状態、備え付け家具や備品の破損有無、鍵やカードキーの返却状況まで確認した結果、室内にダメージは一切なしという判断となり、オーナーからも書面への署名をいただいています。その場でクリーニング費用1,500バーツをオーナーへ支払い、デポジットは全額返金される前提で手続きは完了しました。

退去チェックリストの内容

  1. 壁・床・天井には、傷や落書きなどの跡がないこと
  2. ドアと窓は正常に使用でき、開閉が問題なく、破損していないこと
  3. 電化製品が正常に使用できる状態であること
  4. 蛇口および配管設備が正常に動作し、漏れがないこと
  5. キッチン:通常どおり使用でき、カウンターやキッチン収納が良好な状態であること
  6. バスルーム:衛生設備が正常に使用でき、破損がないこと
  7. リストに記載されていないその他の備品も含め、室内の物はすべて正常な状態であること
  8. 鍵・カードキー・ノブなどをすべて返却すること

注意事項:
MOVE-OUT ROOM CHECK(退去チェック)に双方で署名した後、後日追加で新たな損傷報告があっても、入居者はその責任を負いません。
退去当日にすでに確認・記録が完了しているためです。

退去チェックリストにはダメージ無しでオーナーからサインを頂きました

しかし、その後待てども待てどもデポジットは返金されません。通常であれば1〜2か月以内に返金されるケースがほとんどですが、オーナーは当社からの連絡にも応じず、完全に連絡不能な状態となりました。入居者様に不利益が生じることを避けるため、当社が98,400バーツを立て替えて返金する対応を取りました。

当社が立て替えて返金した98,400バーツ

その後もオーナーへの連絡を継続し、ジェーンワッタナーにある消費者保護センターへ正式に相談。必要書類を提出し、担当官から書面や電話による連絡が行われましたが、オーナーはこれにも一切応答せず、最終的には「裁判以外に解決手段はない」として行政対応は終了となりました。結果として、当社が立て替えたデポジットは現在も返金されていません。

このような事態を防ぐため、当社では過去に不当請求や返金拒否を行ったオーナーを「NGオーナー」として社内データベースで管理し、条件が良い物件であってもお客様には一切ご紹介しない方針を徹底しています。他社では共有されにくい情報だからこそ、同様のトラブルが繰り返されてしまうのが現状です。

また退去時だけでなく、ご入居中に発生する不当な請求についても当社が責任を持って対応しています。家電の突然の故障や、入居時に渡された古いカードキーの不具合など、本来オーナー負担であるべきケースで請求が発生した場合も、お客様に負担をかけることはありません

すずき不動産では、ご入居からご退去まで一貫してお客様に寄り添い、安心してバンコクでの生活を送っていただける環境づくりを大切にしています。バンコクで物件をお探しの方、デポジットやオーナートラブルが不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。何かあった際も、当社が責任を持って対応いたします。